ジャービルが伝えました。「アッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)は、犠牲の日の昼間に石を投げ、犠牲の日の後は、太陽が天頂を過ぎたときに石を投げました」(ナサーイー3063)犠牲の日から3日間の行事としてジャマラート(投石の儀)があります(単数形ジャムラは小石の意味)犠牲祭の意義の1つは、悪魔の囁きに克った預言者イブラーヒームとイスマーイールの信仰心を祝いつつ、そこから私たちが生きる教訓を学ぶことにあります。イブラーヒームは、アッラーから、息子のイスマーイールの命を犠牲にするように命じられました。この命令を実行する途中、悪魔は、このアッラーの命令に従うことをイブラーヒームに何度も思いとどまらせようとしました。天使ジブリールは、イブラーヒームに悪魔に小石を投げるように指示しました。ムスリムが石を投げる儀式を行うとき、攻撃するのは石投げ用の柱ではなく、悪魔の策略と私たちの内にある悪や弱さです。石投げの儀式は、ムスリムに悪魔の囁きやその影響から自分を切り離す力を与え、預言者ムハンマドの生き方を思い出させ、アッラーへの信仰心を強化するのを助けてくれます。石投げをしながら、巡礼者は、大小にかかわらず、かつて犯していた罪には戻らない、より善いムスリムになるために必要なことは何でもする、と固く決意するのです。
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