千葉イスラーム文化センターってどんなところ?
「西千葉駅から徒歩約1分、千葉大学のキャンパスのすぐ近くにある5階建てのビルに、1階はハラールショップ、2~3階に男女別のマスジド(礼拝堂)、4階にセミナールームを完備し、また5階にはNPO法人日本アジアハラール協会が事務所を構えています。もともと、千葉大学のムスリム留学生が、礼拝・文化・研究の場として作ったサークルから始まり、現在では留学生だけでなく、地域の住民が6~7割を占める、まさに千葉に住むムスリムの方たちにとってなくてはならない居場所になっています。メンバーが多国籍で、インドネシア、マレーシア、パキスタン、バングラデシュなど様々な国の方が集います。また、地域の住民にもとてもオープンで、ウェルカムな雰囲気でした。マスジドでは、毎日5回の集団礼拝が行われるほか、金曜日の合同礼拝には80~100人の方が訪れ、一般公開もされています。その他、イスラーム理解講座や文化交流会、多言語教室、ムスリム児童教室など、ムスリムの方向けの様々なイベントのほか、ムスリム以外の住民とムスリムの交流や理解促進のための様々なプログラムが企画され、まさに“多文化交流の実践の場”となっています」
理事長の杉本恭一郎さんにお話を伺いました!
「理事長の杉本さんは、大学で文化人類学を勉強されていた時、バングラデシュ出身の留学生に出会い、彼の故郷、バングラデシュを訪れたそうです。当時、まだ貧しかったバングラデシュでも、人々は温かく、とてもオープンだったことが印象に残り、帰国後にイスラームの教えを勉強されたそうです。現在は、理事長として、“心のバリア”をなくすため、また、日本人のイスラーム理解、外国ルーツのムスリムの日本文化理解を促進するため、ムスリムと日本人が交流できる事業を行ったり、分かりやすい和訳にしたクルアーンを提供するなど、精力的に活動されています。さまざまな報道からムスリムは誤解されることもありますが、イスラームは平和的な生き方で、その教えは、“約束を守る”、“殺し合ってはいけない”など私たちが日頃思っていることとの共通点もあります。「啓典文化としてのイスラームを知り、いろいろな生き方、いろいろな価値観を知ってほしい」と杉本さん。コロナの影響でなかなか海外旅行に行かれない中、国内で外国人との交流をしたいという方も大歓迎だそう。ビジネス、勉強、ネットワーク作りなど何か相談したいことがあれば、いつでも気軽にお問合せくださいとのことです。交流することの大切さ、そのためにはいろいろなチャンネルを用意する必要があることなど、多くのことを学ばせていただきました。杉本さん、ありがとうございました!」
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