千葉イスラーム文化センターはマレーシア人のボランティア団体IMAN日本・JPNと共催で、第16回目となる多文化共生プログラム「となりのムスリム交流会」を秋葉原マスジドにおいて初開催しました。交流会にはマレーシア人やインドネシア人をはじめ多くの日本人の方にも参加いただきました。講演会後の食事会でも、みなさん活発に交流をしました。秋葉原マスジドを管理運営する一般社団法人NU日本特別支部を支援するSPIRIT BARU INTERNATIONAL株式会社の社長アヌワールさんからの話が印象的でした。彼から秋葉原マスジドの歴史について学びました。彼が来日したのは2008年で、彼が39歳の時でした。お金もない、人脈もない、日本語もわからない、仕事もない状態からのスタートでした。誰からも日本で成功できないと言われました。でもアヌワールさんはアッラーの助けを強く信じ、成功を強く信じたそうです。インドネシアではフライトアテンダントや弁護士でもあった彼の日本における最初の仕事は、植木屋さんのゴミ収集でした。それでもアッラーに感謝し、自分で満足できる、しかも他人も幸せにできるような仕事をしたいと思い、会社を作らしてくださいとアッラーに祈願し続けたそうです。そして海外送金ビジネスを起業します。4畳しかない小さい会社から開始して、SBIレミッタンスとの関係を構築し、従業員も7人まで増えたそうです。そこで小さくても礼拝するムサッラ(簡易礼拝所)を作ると、そこにはたくさんの礼拝者が集まるようになりました。秋葉原にはムスリム訪問者がたくさんいるのに、マスジドがなく、みなさん困っていました。「秋葉原にマスジドを作りたい!」と思う気持ちが次第に強くなったと言います。2019年に現在のビルのオーナーからビルを借りないかとオファーがありました。今はこのビル全体をマスジドとして購入したい気持ちでいるそうです。日本にいる「となりのムスリム」の人生はとても興味深いですね。
参加された日本人の方からのコメントを紹介します。
私は普段トルコを通してムスリムの方々と交流する機会はありますが、それでもなかなかイスラームについて知る、機会はありません。お話を聞かせていただき大変勉強になりました。また、16歳の高校生の女の子がああいった場に、自分の意志で来ているということに非常に感激しました。こういった交流会は、私のように何かがきっかけでイスラムについて知りたいと思わない限り、出会えないイベントだと思います。参加する前は、非常に不安に思いますが、実際に行ってみると本当にみなさん、朗らかで優しくてフレンドリーで、どうしてこんなに人にやさしく親切にできるのだろうと思います。日本でニュースで見聞きするイスラームとは真逆です。それをもっともっと知ってほしいなとあらためて思いました。また参加させていただきたいと思っております。
今度ともどうぞよろしくお願いいたします。
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