長崎市の本尾町公民館にて外国人ムスリムと日本人が35人集まって、イスラーム文化交流会を開催しました。長崎市には今年4月に長崎県で初めてのマスジドが長崎大学病院の近くにオープンしました。冒頭、キルギス出身のムスリム医師(現在、長崎大学の留学生)がクルアーンを読誦して、長崎イスラミックセンターの交流会責任者から開式のあいさつがありました。その後、長崎大学のマレーシア人留学生からマレーシア文化について紹介があり、また長崎外国語大学の小西教授から、イスラームを知るとキリスト教がよくわかるようになり、キリスト教を知るとイスラームがよくわかるようになるとの話がありました。それから食事交流会をしてお互いに知り合いになった後は、ムスリム礼拝を実施しました。礼拝後は、クルアーンのやさしい和訳を無料配布して、当センターの理事長からイスラームについてやさしい日本語で講演がありました。参加者からは次のようなコメントをいただきました。「イスラームも人を幸せにするための1つのプロセスであるとわかりました。幸せになりたいという思いは一緒で、死んだ後も天国に行きたいと思っているから、違う宗教だと思って遠ざけるのではなく、学べることはたくさんあると思いました」