毎日の集団礼拝時刻はCICCの3階礼拝堂に表示され、定期的に変更されます。
毎週金曜日、説法(フトバ)は午後12時15分開始です。金曜合同礼拝の開始時刻は午後12時40分ごろです。
マスジド(礼拝堂)は一般公開しております。礼拝の見学も可能です。
集団礼拝開始時刻(2024年10月18日現在)
ファジュル礼拝 4:45
ズフル礼拝 12:15
アスル礼拝 15:00
マグリブ礼拝 日没から10分後
イシャー礼拝 20:00
金曜合同礼拝 12:15(説法開始)


リズク(恵み)を増やす方法は「アッラーに赦しを願うこと」
クルアーン71章10-12節はこう言います。「わたしは言いました。あなた方の主の御赦しを願いなさい。真にかれは、よく御赦しになります。かれは、あなた方の上に豊かに雨を降らせ、あなた方の財産や子女を増やし、またあなた方のために、幾多の果樹園や河川を設けられます」 イスラームの教えでは、「私はアッラーに赦しを求めます(アスタグフィルッラー أستغفر ألله)」と願うことで、アッラーは雨、財産、子供や収穫物などのリズク(恵み)を授けてくれるでしょう。インシャッラー。
預言者ムハンマドはアッラーに赦しを求めました。
イブン・ウマルは次のように伝えてました。アッラーの使徒(彼にアッラーの平安と祝福あれ)はこう言いました。「人びとよ、悔悟してアッラーに赦しを求めなさい。確かに私は1日に100回悔悟します」(ムスリム 2702)
預言者アーダムもアッラーに赦しを求めました。
クルアーン7章23節にこうあります。「かれら2人は言いました。わたしたちの主よ、わたしたちは自分自身を欺いたのです。もしあなたがわたしたちをお赦しにならず、慈悲を与えてくださらなければ、わたしたちは本当に失敗者になってしまいます」
預言者ユーヌスもアッラーに赦しを求めました。
クルアーン21章87節にこうあります。「またズー・アルヌーン(ユーヌス)を(思い出しなさい)。かれが怒って出かけ、われらがかれに定めを下すことはないと思っていたとき、(結局)暗闇の中で、かれは(こう)祈りました。あなたの他に神はいません。あなたを賛美します。本当にわたしは不正を行なう人でしたと」
シャダッド・ビン・アウスは次のように伝えました。預言者(アッラーの祝福と平安あれ)は言いました。アッラーに赦しを求める最も優れた方法は次のとおりです。
اللَّهُمَّ أَنْتَ رَبِّي، لاَ إِلَهَ إِلاَّ أَنْتَ، خَلَقْتَنِي وَأَنَا عَبْدُكَ، وَأَنَا عَلَى عَهْدِكَ وَوَعْدِكَ مَا اسْتَطَعْتُ، أَعُوذُ بِكَ مِنْ شَرِّ مَا صَنَعْتُ، أَبُوءُ لَكَ بِنِعْمَتِكَ عَلَىَّ وَأَبُوءُ لَكَ بِذَنْبِي، فَاغْفِرْ لِي، فَإِنَّهُ لاَ يَغْفِرُ الذُّنُوبَ إِلاَّ أَنْتَ
「アッラーよ、あなたは私の主です。あなた以外に神はいません。あなたは私を創造し、私はあなたの奉仕者です。私はできる限りあなたとあなたの約束に全力を尽くします。私は私が行なった悪からあなたに避難を求めます。私はあなたの好意を認め、私は自らの罪を認めます。だからお赦しください。本当に、あなた以外に罪を赦す者はいません」
預言者はこう付け加えました。「もし誰かが日中にそれを固く信じて唱え、その日の夕方までに亡くなったなら、その人は天国の民となるでしょう。そして誰かが夜にそれを固く信じて唱え、朝までに死んだら、その人は天国の民となるでしょう」(ブハーリー6306)
「占いに騙されないこと」
アーイシャの伝承によると、ある人がアッラーの使徒(アッラーの祝福と平安あれ)にカーヒン(占い師:巫女)について尋ねました。彼は「彼らを考慮してはならない」と言いました。これに対して彼らは「アッラーの使徒よ、彼らはときどき正しい予言をします」と言いました。そこでアッラーの使徒は言いました。「それは、ジンが(天使から)かすめ取って、その友人(カーヒン)の耳にささやき、100以上の嘘を混ぜた言葉なのです」(アルブハーリー、ムスリム)
イスラームでは占い師や巫女を信じることは禁止です。なぜなら悪いジンによって人びとを惑溺させないためと考えられます。占い師に依存することで人生を台無しにされた人たちもいます。占い師や巫女はあたかも真実を言っているかのように振る舞います。しかし「100以上の嘘」が含まれています。7世紀の当時にも占い師や巫女はいました。彼らはジンとコミュニケーションできる人たちです。日本でも神道の巫女を含め、様々な新興宗教の教祖たちも、ジンとのコミュニケーションができる人とみなせば、天使とコミュニケーションする預言者との区別が明確にできます。もちろんスライマーンのようにジンや動物とコミュニケーションできる預言者もいました。しかし、彼は誰と話しているかを明確に認識していたし、イスラームではクルアーンによって、アッラー、天使たち、ジンたちの区別が言語化されています。預言者ムハンマドで啓示は完了しました。もう新たな啓示が来ることはありません。
「破産者になってはいけません」
最後の審判の日に破産してしまう人がいます。破産の理由の1つは、彼らの舌のせいです。
アブー・フライラは伝えています。アッラーの使徒(彼に平安と祝福あれ)はこう言った。「破産者が誰か知っていますか?」彼らは言いました。「お金も品物もない者が破産者です」預言者は言った。「本当に、私の同胞の破産者مُفْلِسَ(ムフリス)とは、復活の日に礼拝(サラート)、断食(シヤーム)、定めの施し(ザカート)を持って来るけれど、侮辱 شَتَمَ(シャタマ)、中傷قَذَفَ(カザファ)、財産の浪費、流血、他者への暴力も持ってやってくる者たちです。虐げられた者たちはそれぞれ自分の善行に応じて報いを受けます。正義が果たされる前に彼ら(虐げられた者)の善行が尽きれば、その罪は彼(虐げた者)に降りかかり地獄の業火に投げ込まれます」(サヒーフ・ムスリム 2581)
マーリクは、ザイド・ビン・アスラムから父を通じて、ウマル・ビン・アル・ハッターブがアブー・バクル・アッ・シッディークの舌を引っ張っているのを目撃したと私に伝えました。ウマルは彼に「やめなさい。アッラーがお赦しになりますように」と言いました。アブー・バクルは「このことで私は危険な場所に連れて行かれました」と答えました。(ムワッタ・マーリク56 巻ハディース 12)
アブー・バクルは言うべきではないことを言ってしまいました。舌をコントロールできませんでした。陰口や悪口はすべて、あなたの記録書に書かれている善行を破壊します。審判の日には、ウドゥーの光を持っていて、目には光があるかもしれないが、舌は闇である人がいます。アッラーのために使われたあなたのすべての部分は審判の日には光となります。あなたがマスジドまで歩くあなたの足は審判の日に光ります。あなたがクルアーンを読む舌は審判の日に光ります。私たちはアッラーを思い出すために舌を使うべきです。